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2024.10.1310:50

Episode No.2 「さかなの歌」

Edifice 最初のオリジナル「さかなの歌」は、バンドが結成された1978年に軽音夏合宿で生まれました
空き時間に初代ギターのAkoが流してた2つのコードの響きが良かったので
それに私Haseが歌を付け、サビ?の展開を加えてできあがりましたが
Akoが流してたそのコード、四人囃子の曲からだったことは後で気づきました
当時の売りは、三拍子ダダダ・ドドドの中間部の終わりに、アナログディレイを使用した”爆発音”で
初期のEdificeでの、Ninoのプレーには、この爆発音のような、効果音が よく使われておりましたが
アナログディレーを使用しなくなったこともあり、今はすっかり影を潜めました
中間部が、現在の七拍子に変わったのは
1979年ギターにTomiが、参加した際、もう少しカッコよくと手直ししてからで、当時盛んに練習したジェネシスのシネマショウの影響は大きいです
「さかなの歌」と言う曲名の名付け親は、実はアプハのMiyaさんで
彼が 最初にこの曲を「さかなの歌」と呼んだように私は記憶しております
案外気に入ったので、そのまま使わしてもらってます

「さかなの歌」の歌詞は、今思うと 随分おこがましい内容のものが多く
一度 書き換えようかと手を付けかけたこともありましたが、
やめました
10代に書いたこの曲は、やはり10代の頃に感じ、考えたことで
そしてそれは当時の社会/自身の環境に影響されてます
他のオリジナルでも 今歌うとギャップを感じるものはあります
ライブのMCでオリジナルができた年を話すのは、その辺にもあるのですが
まあ、作者側の言い訳(笑)みたいなもんでしょうか...

「さかなの歌」1978年作 Lyrics:Hase Music:Ako/Hase/Edifice

暗い闇に 閉ざされた ともし火のない街へ
海の上を音もなく、俺はやってきたのさ
泣き叫ぶ幼い声、グレイッシュな街角
静けさにたたずみ

川にさかなを 呼び戻すことは たやすいが
俺はあいにく 釣りが嫌いなのさぁ~
それよりもぉっと 君が気に入るような
あの山の話を 聞かせてあげよう

腹を満たすにも、煙だけじゃ足りなかったので
子供たちのさみしい笑いを 俺は食っちまったさ
君の顔にもやがて 笑顔がかえるだろう
あの山の話が 人の耳に届けばぁ~

★2017LIVE音源です↓

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